登録販売者:過去問[徳島,香川,愛媛,高知共通]H26-2

医薬品に共通する特性と基本的な知識【問011~020】

登録販売者の試験問題について、徳島,香川,愛媛,高知は出題内容が共通です。

【問011】

小児の医薬品使用に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 医薬品の使用上の注意等において、おおよその目安として、乳児は1歳未満、幼児は7歳未満、小児は15歳未満という年齢区分が用いられている。
  2. 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
  3. 小児は、血液脳関門が大人と比べて発達しており、吸収されて循環血液中に移行した医薬品成分が脳に達しにくく、中枢神経系に影響を与える医薬品の副作用は起こりにくい。
  4. 小児は、大人と比べて医薬品成分の代謝・排泄に時間がかからないため、医薬品の作用が弱くなることがある。

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問012】

高齢者の医薬品使用に関する次の記述について、正しいものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 一般に高齢者は、基礎体力や生理機能の衰えがみられるが、個人差が大きいため、年齢のみから一概に
    どの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい。
  2. 高齢者が一般用医薬品を服用する場合、定められた用量より少ない用量から様子を見ながら使用しなければならない。
  3. 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化することはない。
  4. 高齢者は、医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥を誘発しやすくなるので注意が必要である。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問013】

妊婦及び娠していると思われる女性又は母乳を与える女性(授乳婦)に関する次の記述の正誤に
ついて、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 妊婦が医薬品を使用した場合、胎児への医薬品成分の移行がどの程度防御されるかは、未解明なことが多い。
  2. ビタミンA含有製剤を妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を
    起こす危険性が高まるとされる。
  3. 構成生薬としてダイオウを含む漢方処方製剤においては、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は
    使用期間中の授乳を避けることとされている。
  4. アスピリンは、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用は避けることとされている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問014】

プラセボ効果に関する次の記述ついて、正しものの組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. プラセボ効果とは、医薬品を使用したときに必ず生じる薬理作用によらない作用のことである。
  2. プラセボ効果は、暗示効果や自然緩解などが関与して生じると考えられている。
  3. プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)だけであり、不都合なもの(副作用)はない。
  4. プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能変化として現れることがある。
  1. 1.(a,c)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問015】

医薬品の品質に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 医薬品は、高い水準で均一な品質の保証が求められるため、配合される成分は、高温や多湿、光等に
    よって品質の劣化を起こさないものを使用しなければならない。
  2. 医薬品が保管・陳列される場所については、清潔性が保たれるとともに、高温、多湿、直射日光等の
    下に置かれることないよう留意が必要である。
  3. 品質が承認等された基準に適合しない医薬品、その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品の販売は、禁止されている。
  4. 医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封の有無に関わらず、医薬品の品質が保持される期限である。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問016】

一般用医薬品の役割に関する次の記述ついて、適切でないものを1つ選びなさい。

  1. 生活の質(QOL)改善・向上
  2. 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防のうち、科学的・合理的に効果が期待できるもの
  3. 重度な疾病に伴う症状の改善
  4. 健康の維持・増進
  5. 健康状態の自己検査

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問017】

適切な医薬品の選択と受診勧奨に関する次の記述ついて、正しものの組み合わせを下欄から選びなさい。 合

  1. 体調の不調や軽度の症状等について、一般用医薬品を使用して対処した場合、一定期間使用しても
    症状の改善が見られないときは、医療機関を受診して医師の診療を受けるよりも、他の有効成分の一般用医薬品を使用することが適切である。
  2. 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品の使用者によって変わってくるものであり、例えば、
    乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、その範囲は限られてくることに留意する必要がある。
  3. 一般用医薬品の購入者への情報提供は、医薬品の販売に結びつけるのでなく、受診勧奨など、医薬品の
    使用によらない対処を勧めることが適切な場合もある。
  4. 一般用医薬品の販売に従事する専門家が購入者に対して行う情報提供は、科学的根拠に基づいた情報である必要はない。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問018】

一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  1. 販売時の情報提供は、購入者等のセルフメディケーションについて、医薬関係者の一員として共に取り組む
    という姿勢で臨むことが基本である。
  2. 医薬品の販売にあたっては、医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか、過去にアレルギーや
    医薬品による副作用の経験があるか、医薬品を使用する人として小児や高齢者、妊婦等が想定されるか等を考慮する必要がある。
  3. 医薬品の販売等に従事する専門家は、販売しようとする医薬品に関する情報を提供する必要はあるが、その
    医薬品がすぐに使用される状況にあるかの把握に努める必要はない。
  4. 医薬品の販売等に従事する専門家とって、購入者が医薬品を使用する本人であり、かつ、現に症状等
    がある場合には、言葉によるコミュニケーションで得られる情報のほか、その人の状態や様子全般から得られる情報も状況把握の手がかりとなる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問019】

医薬品による副作用対する考え方に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 医薬品は、人体にとって本来異物であるため、何らかの有害な作用等が生じることは避けがたいものである。
  2. 副作用とは、死亡や日常生活に支障を来すなど重篤ものを指し、眠気や口渇など軽度のものは、副作用として取り扱わない 。
  3. 医薬品の副作用は、これまでの使用経験を通じて知られているもののみならず、科学的に解明されていない未知
    のものが生じる場合もある。
  4. 医薬品の副作用被害は、医薬品を十分注意して使用しても起こり得るものであるため、販売に従事する専門家
    や関係者が、医薬品の安全性の確保に最善の努力を重ねることが重要でる。

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問020】

次の薬害訴訟とその訴訟に関連する語句の関係について、正しものの組み合わせを下欄から選びなさい。

(薬害訴訟) (関連語句)
a サリドマイド訴訟 催奇形性
b スモン訴訟 プリオン
c HIV訴訟 血液製剤の安全性確保
d CJD訴訟 キノホルム
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(c,d)

※登録販売者 平成26年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

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