登録販売者:過去問[茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野共通]H23-3

医薬品に共通する特性と基本的な知識【問021~030】

登録販売者の試験問題について、茨城,栃木,群馬,山梨,新潟,長野は出題内容が共通です。

【問021】

小児と高齢者に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。
  2. 小児は、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。
  3. 高齢者の基礎体力や生理機能の衰えの度合いは、個人差が大きいが、一般用医薬品の用法用量は、
    使用する人の生理機能を含めて、ある程度の個人差を折り込んで設定されている。
  4. 一般に高齢者は、生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が現れにくい。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b.d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問022】

独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第4条第6項に規定されている医薬品の副作用の定義に
関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

( a )医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその( a )医薬品により人に発現する( b )な反応

No a b
1 医療用 過剰
2 医療用 有害
3 許可 過剰
4 許可 有害

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問023】

医薬品による副作用等にかかる主な訴訟に関する次の記述について、( )の中に入れるべき
字句の正しい組み合わせはどれか。

( a )訴訟とは、催眠鎮静剤等として販売された( a )製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児
に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
( b )訴訟とは、整腸剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患
したことに対する損害賠償訴訟である。
これらの訴訟を契機として、1979 年、( c )が創設された。

No a b c
1 スモン ソリブジン 医薬品副作用被害救済制度
2 スモン ソリブジン 医薬品等安全性情報報告制度
3 サリドマイド ソリブジン 医薬品副作用被害救済制度
4 サリドマイド スモン 医薬品等安全性情報報告制度
5 サリドマイド スモン 医薬品副作用被害救済制度

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問024】

HIV訴訟に関する次の記述について、( )の中に入れるべき正しい字句はどれか。

血友病患者が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された( )の投与を
受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。

  1. インスリン製剤
  2. ワクチン製剤
  3. 生菌製剤
  4. 血液凝固因子製剤

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問025】

クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に関する次の記述について、( )の中に入れるべき
字句の正しい組み合わせはどれか。

CJDは、細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種であるプリオンが原因とされ、プリオンが脳の組織に感染し、
次第に( a )に類似した症状が現れ、死に至る重篤な( b )である。
ヒト乾燥硬膜の原料が採取された段階でプリオンに汚染されている場合があり、プリオン不活化のための十分な
化学的処理が行われないまま製品として流通し、脳外科手術で移植された患者にCJDが発生した。

No a b
1 認知症 混合性結合組織病
2 認知症 神経難病
3 髄膜炎 膠原病
4 髄膜炎 クローン氏病

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問026】

医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 医薬品は、人の生命や健康に密接に関連するものであるため、高い水準で均一な品質が保証
    されていなければならない。
  2. 一般用医薬品には、製品に添付されている文書(添付文書)や、その容器等に必要な情報が
    記載されている。
  3. 医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等
    の確認が行われる仕組みになっている。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問027】

プラセボ効果に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果(( a )効果)という。
プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による使用者の( b )な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる
生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。
プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、( c )であり、
それを目的として医薬品が使用されるべきではない。購入者等が、適切な医薬品の選択、医療機関の受診機会を失う
ことのないよう、正確な情報が適切に伝えられることが重要である。

No a b c
1 相乗 作為的 不確実
2 相乗 楽観的 有害
3 偽薬 作為的 有害
4 偽薬 楽観的 不確実

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問028】

医薬品の品質に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 光(紫外線)は、医薬品の配合成分の品質劣化には影響を及ぼさない。
  2. 医薬品は、適切な保管がなされなければ、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることがある。
  3. 医薬品に表示されている「使用期限」は、開封状態であってもその品質が保持される期限である。

No a b c
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問029】

一般用医薬品の役割に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

近年、急速な( a )の進展や生活習慣病の増加など疾病構造の変化、( b )の向上への要請等に伴い、自分自身
の健康に対する関心が高い生活者が多くなっている。そのような中で、専門家による適切なアドバイスの下、
一般用医薬品を利用する「( c )」の考え方がみられるようになってきている。

No a b c
1 高齢化 QOL セルフメディケーション
2 少子化 POP セルフメディケーション
3 高齢化 POP セルフメディケーション
4 少子化 POP リスクコミュニケーション
5 高齢化 QOL リスクコミュニケーション

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問030】

医薬品と食品に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 複数の医薬品を併用した場合、又は特定の食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強
    したり、減弱したりすることがある。
  2. 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、アセトアミノフェンは通常よりも代謝されにくくなる。
  3. 医薬品の成分と同じ成分を含有する食品を併せて摂取すると、体内からその成分が速く消失して医薬品の効果が十分に得られなくなる。
  4. 生薬成分等については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)と
    して流通可能なものもある。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,d)
  3. 3.(b,c)
  4. 4.(b,d)
  5. 5.(c,d)

※登録販売者 平成23年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

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