登録販売者:過去問[神奈川,埼玉,千葉共通]H22-3

人体の働きと医薬品【問021~030】

【問021】

消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することを機械的消化という。
  2. 舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
  3. 歯は、歯周組織によって上下の顎の骨に固定され、歯槽骨の中に埋没している部分を歯根、歯頚を境に口腔に露出する部分を歯冠という。
  4. 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問022】

消化酵素等の働きに関する次の記述について、該当する消化酵素等の名称の正しい組合せはどれか。

  1. 唾液に含まれ、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する。
  2. 小腸で分泌され、炭水化物(麦芽糖)を単糖類に分解する。
  3. 胃で分泌され、胃酸によって蛋白質を消化する酵素であるペプシンとなる。

No a b c
1 マルターゼ プチアリン ペプシノーゲン
2 マルターゼ ペプシノーゲン プチアリン
3 プチアリン ペプシノーゲン マルターゼ
4 ペプシノーゲン マルターゼ プチアリン
5 プチアリン マルターゼ ペプシノーゲン

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問023】

小腸や大腸に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  1. 小腸は、栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造を持ち、十二指腸の上部を除く小腸の内壁には輪状のひだがある。
  2. 小腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器である。
  3. 大腸内には、腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
  4. 大腸は、内壁粘膜に絨毛が存在し、蛋白質をアミノ酸に分解して吸収している。
  1. 1.(a,b)
  2. 2.(a,c)
  3. 3.(c,d)
  4. 4.(b,c)
  5. 5.(b,d)

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問024】

呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
  2. 扁桃はリンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  3. 呼吸運動は、肺自体の筋組織が拡張・収縮して行われる。
  4. 肺では、肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問025】

循環器系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 疲労や血色不良などの貧血症状の原因として、食事の偏りや胃腸障害等のため赤血球の産生に必要なビタミンが不足することによる場合や、月経過多等のため鉄分が不足することによる場合などがある。
  2. 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出し、肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分(右心房、右心室)に入り、そこから全身に送り出される。
  3. 血漿中の過剰なヘモグロビンが血管の内壁に蓄積すると、血液が流れにくくなるとともに、動脈ではその弾力性が損なわれてもろくなる。
  4. 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって腎臓に入る。
  5. アルブミンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問026】

泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 腎臓では、血液中の老廃物の除去のほか、水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われている。
  2. 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
  3. 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用がある。
  4. 膀胱の出口にある排尿筋が緩むと、同時に膀胱括約筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問027】

目に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( b )内にはどちらも同じ字句が入る。

( a )には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束になって眼球の後方で視神経となる。視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類がある。後者が光を感じる反応には( b )が不可欠であるため、( b )が不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

No a b
1 結膜 ビタミンA
2 角膜 ビタミンC
3 網膜 ビタミンC
4 角膜 ビタミンE
5 網膜 ビタミンA

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問028】

鼻や耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 蝸牛は、渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされている。
  2. 副鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。
  3. 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
  4. 半規管は、水平・垂直方向の加速度を感知する。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問029】

皮膚に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 皮膚の表面からは水分が出入りしているが、皮膚には体水分を保持する機能はない。
  2. 皮膚は、熱交換機能を有し、体温が下がり始めると皮膚を通っている毛細血管は拡張して、放熱を抑える。
  3. 立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射が生じる。
  4. 皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられ、また、病原菌の体内への侵入が妨げられている。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問030】

骨格系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  1. 骨の基本構造は、骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の四組織からなる。
  2. 骨組織を構成する無機質は、炭酸カリウムやリン酸カリウム等の石灰質からなる。
  3. 骨には造血機能があり、骨髄で赤血球、骨膜で白血球が造られる。
  4. 骨組織を構成する無機質は骨の強靭さを保ち、有機質は骨に硬さを与える。

No a b c d
1
2
3
4
5

※登録販売者 平成22年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

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