a.

医薬品の使用上の注意などにおいて「高齢者」とは、おおよそ７０歳以上を指す。

b.

高齢者では、医薬品の説明を理解するのに時間を要したり、細かい文字が見えにくい場合が
あるので、医薬品の説明を行う際には十分な配慮が必要となる。

c.

高齢者が、一般用医薬品を定められた用量の下限で使用してもなお、作用が強すぎる等の問
題が生じる場合は、それ以下に量を減らして服用を続けることが望ましい。

d.

高齢者は基礎体力や生理機能の衰えの度合いに個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程
度医薬品の副作用等のリスクが増大しているかを判断することは難しい。

a.

ビタミンＡ含有製剤は、妊娠前後の一定期間に、通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先
天異常を起こす危険性が高まることが知られている。

b.

医薬品の種類によっては、体に吸収された医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知
られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合がある。

c.

妊娠中に医薬品を使用した場合、胎盤関門によって、どの程度医薬品成分の胎児への移行が
防御されるかは、未解明のことが少なくない。

ＷＨＯ（世界保健機関）によれば「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分
で手当てする」ことを（ ）という。

1.

トータルメディケーション

2.

プレメディケーション

3.

セルフメディケーション

4.

コミュニケーション

a.

プラセボ効果には、望ましいもの（効果）が含まれ、不都合なもの（副作用）は含まれない。

b.

医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセ
ボ効果という。

c.

プラセボ効果は、暗示効果や、条件付けによる生体反応、自然緩解等が関与して生じると考
えられている。

d.

プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがあ
るので、それを目的として医薬品の使用を勧めることができる。

a.

医薬品に配合されている成分には、高温や多湿、光（紫外線）等によって品質の劣化（変質・変敗）
を起こすものはない。

b.

一般用医薬品では、薬局又は店舗販売業において購入された後、すぐに使用されるとは限ら
ないことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売がなされること
も重要である。

c.

医薬品が保管・陳列される場所については、清潔性が保たれる必要がある。

d.

医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封した状態で保管された場合に記載さ
れている期日まで品質が必ず保証される期限である。

a.

重度な疾病に伴う症状の改善

b.

生活の質（ＱＯＬ）の改善・向上

c.

衛生害虫の防除、殺菌消毒

d.

疾病の確定診断のための検査

a.

購入者に対して科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行った。

b.

購入者から高熱や激しい腹痛がある等の重い症状の相談を受けたので、一般用医薬品を多め
に購入するように勧めた。

c.

一般用医薬品を一定期間使用しても症状の改善がみられないとの相談を受けたので、医療機
関を受診して医師の診療を受けることを勧めた。

1.

サリドマイドは副作用として血管新生を妨げる作用もあり、四肢欠損、視聴覚等の感覚器や
心肺機能の障害等の先天異常が発生した。

2.

妊娠している女性が摂取した場合、サリドマイドは、胎盤関門を通過して胎児に移行する。

3.

サリドマイド製剤については、一般用医薬品として販売された製品はなかった。

4.

サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、１９７９年、医薬品副作用被害救済制度が創
設された。

（ ａ ）として販売された（ ｂ ）製剤を使用したことにより、（ ｃ ）に罹患したことに対する
損害賠償訴訟である。

脳外科手術等に用いられた（ ａ ）乾燥硬膜を介して罹患し、（ ｂ ）の一種であるプリ
オンが原因とされている。