体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。

1. 小青竜湯
2. 六君子湯
3. 麦門冬湯
4. 小建中湯

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すことができる医薬品（内服薬）の総称である。
2. 一般用医薬品の解熱鎮痛薬は、複数の有効成分が配合されている製品が多く、他の解熱鎮痛薬やかぜ薬等が併用されると、同じ成分又は同種の作用を持つ成分が重複して、効き目が強く現れすぎたり、副作用が起こりやすくなったりするおそれがある。
3. アスピリン 喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では生じる可能性はない。
4. プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位（温熱中枢）に作用して、体温を通常よりも高く維持するように調節する働きがある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

この解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. 出産予定日 12 週以内の妊婦については服用しないこととされている。
2. アリルイソプロピルアセチル尿素は、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や 倦怠感を抑える効果がある。
3. 乾燥水酸化アルミニウムゲルは、解熱鎮痛成分（生薬成分を除く。）による胃腸障害の軽減を目的としている。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. ブロモバレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。
2. カノコソウ、チャボトケイソウ等の生薬成分が複数配合されている製品があるが、これら生薬成分のみからなる製品は、通常、長期連用する必要がある場合に用いられる。
3. 酸棗仁湯は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているため、１週間位服用して症状の改善が認められない場合でも、１ヶ月位服用を継続する必要がある。
4. 加味帰脾湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧
   血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. カフェインには、心筋を興奮させる作用があり、副作用として動悸が現れることがあるため、心臓病のある人は服用を避ける必要がある。
2. カフェインには、作用は弱いながら反復摂取により依存を形成するという性質があるため、「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」という注意喚起がなされている。
3. 一般用医薬品の眠気防止薬におけるカフェインの１回摂取量は、カフェインとして500mgが上限とされている。
4. 眠気による倦怠感を和らげる補助成分として、ビタミンＤが配合されている場合がある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 乗物の運転操作をするときは、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。
2. 乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されているため、つわりに伴う吐きけへの対処としても使用してよい。
3. 乳幼児が乗物で移動中にむずがるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの他の要因が考慮されるべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意される必要がある。
4. 副作用が強く現れるおそれがあるので、かぜ薬や鎮咳去痰薬等との併用は避ける必要がある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. ニコチン酸アミドは、不安や緊張などの心理的な要因を和らげることを目的として配合される鎮静成分である。
2. ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内 耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。
3. メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、持続時間は短い。
4. ジフェニドール塩酸塩は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その症状を悪化させるおそれがある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳の虫等の症状については、発達段階の一時的な症状と保護者が達観することも重要である。
2. 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後３ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。
3. レイヨウカクは、主として健胃作用を期待して用いられる。
4. 小児の疳を適応症とする漢方処方製剤として、葛根湯がある。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

この鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

1. ジヒドロコデインリン酸塩は、妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行する。
2. メチルエフェドリン塩酸塩は、気管支を拡張させる作用を示し、 呼吸を楽にして咳を鎮めることを目的として配合されている。
3. ノスカピンは、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取によって多幸感が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
4. ブロムヘキシン塩酸塩は、気道の炎症を和らげることを目的として配合されている。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用

1. 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して 弛緩させ、気管支を拡張させる成分させ、気管支を拡張させる成分として、ジプロフィリンがある。
2. グアイフェネシンは、気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用がある。
3. セネガはオオバコ科のオオバコの花期の全草を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。
4. 甘草湯は、構成生薬がカンゾウのみからなる漢方処方製剤で、体力に関わらず広く応用でき、激しい 咳、口内炎、しわがれ声に用いられる。

※登録販売者　令和２年出題地域試験問題より引用