1. 口腔内崩壊錠は、舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
2. 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
3. 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
4. カプセル剤は、カプセル内に散剤や液剤等を充填した剤形であり、カプセルの原材料として乳糖が広く用いられているため、乳成分に対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 軟膏剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱い。
2. クリーム剤は、適用部位を水から遮断したい場合に用いる。
3. 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。
4. 貼付剤は、適用部位にかぶれなどを起こす場合がある。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
2. スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は限られており、発症を予測しやすい。
3. 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
4. 医薬品の使用が原因で血液中の白血球が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み等の症状を呈することがある。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。
2. 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
3. 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
4. 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変（肝不全）を生じ、死に至ることがある。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

偽アルドステロン症とは、体内に（ ａ ）と水が貯留し、体から( ｂ )が失われることによって生じる病態である。（ ｃ ）からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転作業に従事しないように十分注意することが必要である。
2. 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
3. 無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止しても、予後は不良となることがほとんどである。
4. 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 消化性潰瘍は、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることがある。
2. イレウス様症状は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
3. イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
4. 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。
2. 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすい。
3. 喘息は、原因となる医薬品（アスピリン等）の使用後、短時間（１時間以内）のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
4. 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
2. 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
3. 腎障害では、浮腫、倦怠感、尿が濁る・血尿等の症状が現れることがある。
4. 医薬品を使用して生じる尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知られている。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしている。
2. 貼付剤による光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
3. 薬疹は、医薬品の長期使用後に現れることはない。
4. 薬疹を経験したことがある人が、再度同種の医薬品を使用しても、アレルギー反応を生じることはない。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｄ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用