登録販売者:過去問[北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城,福島共通]令和7-7

人体の働きと医薬品【問061~070】

登録販売者の試験問題について、北海道,青森,岩手,秋田,山形,宮城,福島は出題内容が共通です。

【問061】

口腔に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 唾液には、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質が含まれており、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
  2. 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
  3. 歯の齲蝕がエナメル質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
  4. 舌には、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
1
2
3
4
5

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問062】

肝臓に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 横隔膜の直下に位置する。
  2. 必須アミノ酸を生合成することができる。
  3. 水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
  4. 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問063】

呼吸器系に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
  2. 吸い込まれた粉塵等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られ、線毛運動による粘液層の連続した流れによって気道内部から咽頭へ向けて排出される。
  3. 咽頭は、軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
  4. 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問064】

血液に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けやすくする。
  2. 免疫グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
  3. リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。
  4. 血小板は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問065】

腎臓及び副腎に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
  2. 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。
  3. 腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  4. 副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は2番です

【問066】

目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
  2. ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
  3. 角膜と水晶体の間は、房水で満たされ、眼内に一定の圧を生じさせている。
  4. 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われている。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は3番です

【問067】

鼻に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。
  2. 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。
  3. 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて、線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
  4. 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
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※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は5番です

【問068】

外皮系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  1. 皮膚と皮膚腺、角質の総称である。
  2. メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
  3. ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
  4. 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である。
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※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です

【問069】

医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。
  2. 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する医薬品の有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。
  3. 腎機能が低下した人では、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用が生じやすくなったりする。
  4. 医薬品の有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、肺から呼気中へ排出されることはない。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d)

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は4番です

【問070】

医薬品の体内での働きに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 医薬品の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
  2. 医薬品の血中濃度は、ある時点でピークに達し、その後は代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るため、低下していく。
  3. 生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。
  4. 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、副作用や毒性も現れにくくなる。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、d)

※登録販売者 令和7年出題地域試験問題より引用

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正解は1番です