1. 木クレオソートには、水分や電解質の分泌を抑える止瀉作用がある。
2. ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の適用対象ではない。
3. ベルベリン塩化物は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
4. ビスマスを含む成分は、長期連用した場合に精神神経症状（不安、記憶力減退等）が現れたとの報告があり、１週間以上継続して使用しないこととされている。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. ヒマシ油は、妊婦や３歳未満の乳幼児では使用を避けることとされている。
2. センナ中に存在するセンノシドは、胃では分解されないが、小腸に生息する腸内細菌によって分解されて、小腸への刺激作用を示す。
3. ジオクチルソジウムスルホサクシネート（ＤＳＳ）は、糞便中の水分量を増して柔らかくする作用を期待して用いられる。
4. カルメロースナトリウム（別名カルボキシメチルセルロースナトリウム）は、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくする作用を期待して用いられる。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷がある場合に、その治癒を促す効果を期待して用いられる。
2. 注入剤を半量使用する場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
3. ソルビトールは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
4. 浣腸薬を繰り返し使用すると、直腸の感受性の低下が生じて効果が弱くなるため、連用しないこととされている。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 強心薬は、平滑筋に作用して、その収縮力を高める成分（強心成分）を主体としている。
2. ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高める作用があるとされる。
3. 心臓は、血液を全身に循環させるポンプの働きを担っており、通常、体性神経系によって無意識のうちに調整がなされている。
4. 苓桂朮甘湯は、利尿作用により、水毒（漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。）の排出を促すことを主眼とする。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示す。
2. 微量で強い強心作用を示す。
3. 通常用量においても、悪心（吐きけ）、嘔吐の副作用が現れることがある。
4. 一般用医薬品では、１日用量が５ｍｇ以下となるよう用法・用量が定められている。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

次のうち、この高コレステロール改善薬を服用するにあたっての登録販売者の説明として、正しいものの組み合わせはどれか。

1. 腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがる成分が含まれています。
2. 尿が黄色くなる成分が含まれていますが心配ありません。
3. 血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害の緩和を目的とした成分が含まれています。
4. １年くらい服用を続けても症状・コレステロール値に改善が見られない時には、服用を中止し、医療機関を受診してください。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. コレステロールは、水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
2. 脂質異常症とは、低密度リポタンパク質（ＬＤＬ）が１４０ｍｇ／ｄＬ以上、高密度リポタンパク質（ＨＤＬ）が４０ｍｇ／ｄＬ未満、中性脂肪が空腹時１５０ｍｇ／ｄＬ以上のすべてを満たす状態をいう。
3. 血液中のＬＤＬが多く、ＨＤＬが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。
4. ガンマ‐オリザノールは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

（　　）は、ビタミンＢ１２の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸（　　）が配合されている場合がある。

1. 銅
2. コバルト
3. マンガン
4. 鉄
5. カリウム

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. 鉄製剤は、ビタミン欠乏性貧血に対して鉄分を補充することにより、造血機能の回復を図る医薬品である。
2. 複数の鉄製剤を併用すると、鉄分の過剰摂取となり、胃腸障害や便秘の副作用が起こりやすくなる。
3. 鉄分の摂取不足が生じると、初期に貯蔵鉄や血清鉄が減少するため、ただちに貧血の症状が現れる。
4. 鉄製剤の消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用

1. ユビデカレノンは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
2. ルチンは、高血圧における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
3. ヘプロニカートは、グリチルリチン酸が遊離し、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
4. コウカは、末梢の血行を促して、うっ血を除く作用があるとされる。

※登録販売者　令和７年出題地域試験問題より引用