（相談内容）
この薬を使用する際に気をつけることを教えてほしい。最近、仕事が忙しくて食生活が乱れている。ビタミンＣ主薬製剤を服用している。

1. 鉄分の吸収は空腹時の方が高いので、消化器系への副作用を軽減するためにも、食前に服用する方が望ましいです。
2. 鉄の吸収が悪くなることがあるので、ビタミンＣ主薬製剤の服用は中止して下さい。
3. 服用後、便が黒くなったら直ちに服用を中止してください。
4. 食生活を改善し、この薬を２週間程度続けても症状の改善がみられない場合には、服用を中止し、医療機関を受診してください。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 一般に「いぼ痔」と呼ばれる痔核のうち、直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を外痔核と呼ぶ。
2. 痔瘻は、肛門内部に存在する肛門腺窩と呼ばれる小さなくぼみに糞便の滓が溜まって炎症・化膿を生じた状態である。
3. 痔に伴う痛み・痒みを和らげることを目的に、リドカイン等の局所麻酔成分が用いられる。
4. 現在、製造販売されている一般用医薬品の痔疾用薬は、肛門部又は直腸内に適用する外用薬のみである。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. サフラン、コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して用いられる。
2. 加味逍遙散、桃核承気湯は、構成生薬としてカンゾウを含まない。
3. 温経湯は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれに適すとされる。
4. 桂枝茯苓丸は、体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすいものの月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴りに適すとされる。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

この男性に対する登録販売者の説明について、適切なものの組合せを選べ。

1. 眠気を促す成分が含まれているため、服用後は、乗物又は機械類の運転操作を避けるように説明した。
2. ５～６日間使用しても症状の改善が見られない場合には、服用を中止し、医師の診療を受けるよう説明した。
3. コリン作用（アセチルコリンに類似した作用）を示す成分が含まれているため、排尿困難の症状や緑内障の診断を受けているならば、服用前に治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するよう説明した。
4. 下痢を起こしやすい成分が含まれていると説明した。

１（ａ、ｂ） ２（ａ、ｃ） ３（ｂ、ｃ） ４（ｂ、ｄ） ５（ｃ、ｄ）

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. アレルギー性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。
2. ベンザルコニウム塩化物は、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌及び結核菌に対する殺菌消毒作用を示す。
3. テトラヒドロゾリン塩酸塩は、鼻粘膜を通っている血管を拡張させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる。
4. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、アレルギー性鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎、蓄膿症等である。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. コンタクトレンズをしたままでの点眼は、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。
2. 薬液を結膜嚢に行き渡らせるためには、点眼後にまばたきを数回行うと効果的とされる。
3. 正確に点眼するために、容器の先端を目尻につけて点眼すると良い。
4. 一度に数滴点眼することで効果が増し、副作用も起こりにくくなる。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. パンテノールは、自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待して用いられる。
2. アズレンスルホン酸ナトリウムは、結膜を通っている血管を収縮させて目の充血を除去する目的で配合されている場合がある。
3. イプシロン－アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
4. アスパラギン酸カリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として配合されている場合がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. オキシドールの作用は持続的であり、組織への浸透性は高い。
2. きず口等の殺菌消毒成分として使用されるポビドンヨードの濃度は、含嗽薬として用いられている濃度と同じである。
3. ヨウ素の殺菌力はアルカリ性になると低下するため、石けん等と併用する場合には、石けん分をよく洗い落としてから使用する。
4. 消毒用エタノールの粘膜（口唇等）や目の周りへの使用は、避ける必要がある。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. 患部を氷嚢などで冷やすことにより、内出血を最小限にし、痛みの緩和を図る。
2. 患部を弾性包帯やサポーターで軽く圧迫し、心臓よりも高くしておくことにより、腫れを抑える。
3. 冷感刺激成分であるノニル酸ワニリルアミドが配合された外用鎮痛薬は、急性の腫れや熱感を伴う症状に対して適している。
4. フェルビナクは、打撲、捻挫等による鎮痛を目的として用いられるステロイド性抗炎症成分である。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用

1. ケトプロフェンが配合された外皮用薬は、使用している間だけでなく使用後も当分の間、塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある。
2. 創傷面に薄い皮膜を形成して保護することを目的として、ピロキシリン（ニトロセルロース）が用いられる場合がある。
3. イオウは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。
4. 尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。

※登録販売者　令和６年出題地域試験問題より引用